099-204-9190

WEB予約
LINE予約
  • 診療メニュー
  • 矯正歯科
  • 矯正歯科

    矯正治療はなぜ必要

    矯正=見た目。この様に思っている方がほとんどではないでしょうか?本来の矯正治療の目的は歯並びを治すことにより咬み合わせを整え、歯や歯ぐきなど口腔内環境を健康に保つことです。
    つまり、自分の歯で一生過ごせインプラントや入れ歯にならない様に歯ブラシやフロスで綺麗にしやすい環境を作ることが目的です。結果的に綺麗な歯並びになります。もちろん見た目を気にして矯正治療をする患者様もいらっしゃいますが一番の目的ではありません。

    正常咬合

    damy

    不正咬合

    大切なのは咬み合わせです。あなたは正しい咬み合わせをしていますか?
    咬めてる』と『咬んでる』では将来の歯の残り方には大きな差が出てきます。歯がしっかり咬めてるからこそ歯としての本来の機能が発揮できます。歯は1歯1歯個別で機能しているのではありません。歯はしっかり噛めてそれぞれの機能を発揮し助け合ってるのです。また現在の研究では自分の歯がしっかり残っている方は一生涯の総額医療費も低くなるというデータも出ています。

    みなさんも今一度自分のお口の中と一度真剣に向き合ってはどうでしょう。
    咬み合わせを良くし口元の笑顔、さらには身体の中から笑顔(健康)を目指しませんか。
    些細なことでも気になることはご相談ください。

    歯並びと咬み合わせ

    8020運動?

    日本歯科医師会と厚生労働省が行なっている8020運動はご存知の方も多いと思います。80歳で20本の歯を残しましょう、すなわち一生自分の歯で過ごせるようにしましょうというものです。

    8020を達成した人はどの様な歯並び、咬み合わせなのかを調べた研究

    ・達成者の約84%が正常咬合。
    反対咬合(受け口)や開咬(前歯が咬み合ってない)方は達成者0%。
    叢生(歯がガタガタ)の方は達成者は約28%。
    上顎前突(出っ歯)の方は達成者は約15%。

    上記結果から見ても咬み合わせが正常の方が明らかに達成者が多いことがわかります。歯並びや咬み合わせを良くするためには矯正治療は必要なオプションの一つになってきます。

    歯並びや咬み合わせは虫歯や歯周病のリスクを増悪する原因にもなります。歯並びが悪いとお口の自浄作用が働きが悪くなり、プラーク(歯垢、細菌の塊)停滞してしまいます。咬み合わせがいい口の中は、自浄作用に加え、それぞれの歯の力のコントロールができている状態で、余計な力が歯に加わらない状態になっています。本来歯は一本一本が独立して生きているのではなく、前歯は前歯の働きがあり、奥歯は奥歯の働きがあることによりそれぞれが助け合って共存しています。噛み合わせが悪いと、本来の働きがなくなり、どこかの歯に負担がかかってしまい歯を支える骨を破壊していき歯周ポケットが深くなり、そこに歯周病菌が繁殖し結果的に歯周病になってしまいます。
    また、噛み合わせが悪いと顎関節に大きな負担がかかるので、顎関節症を起こすことがあります。

    矯正治療は歯並びが治ることで見た目は綺麗になるのはもちろん、噛み合わせを改善することにより一生自分の歯でものが噛める喜び、また一緒に同じものが食べれる喜びを実感することにつながります。

     

    当院の矯正治療の特徴

    • 1.徹底したカウンセリングの実施

      当院ではカウンセリングを徹底して行なっております。診断結果を確実に伝え、なぜ治療が必要なのか、期間や金額など納得し理解していただけるように様々な説明用媒体を準備しています。
      また、カウンセリングルームも完備しており、プライベートに配慮しながら患者様と真剣に向き合える環境を整えています。

    • 2.虫歯・歯周病の予防

      当院での矯正治療の大半は成人矯正が多くいらっしゃいます。その理由としては、噛み合わせの改善を必要とする患者様が数多くいるからです。
      虫歯治療や歯周病の治療の一環として矯正治療を行うことがあります。噛み合わせを整え口腔内の環境改善を行い一生涯自分の歯で食事ができるように、また、みんなで同じ食卓を囲めるよう食べる楽しみを作って行きましょう。

    •    
    • 3.長期安定・機能を目指した
      治療計画

      当院での治療は長期安定・長期機能を目指しています。当院では虫歯治療や、歯周病治療の一環として矯正治療を行う場合が多くあります。虫歯や歯周病になるのは、もちろん患者様自身での口腔ケアの不足によることも関係ありますが、もっと根本的なことに目を向けなければいくら治療を行なっても解決しません。根本的に機能改善しなければ治療をしたのにまた治療、そして最終的には抜歯せざる得ない状況になってしまいます。
      それを防ぐため治療を行なっても長期に安定し、機能することを目的とした矯正治療なのです。

    •  
    • 4.子供の綺麗な歯を守る

      当院に受診する患者様でも『子供の時から矯正しておけばよかった』と声をよく聞きます。子供の矯正治療には子供の時から矯正を行うことにより成人矯正で大掛かりな治療に介入するリスクをできる限り少なくすることができます。場合により、歯列矯正を行わなくていい場合もあります。小児の矯正治療は1期治療と2期治療の2段階に分かれます。

    • 1期治療

      乳歯と永久歯が生えている時期(混合歯列期)に行う治療のことです。
      対象年齢は5歳から12歳の間に行います。
      本格矯正(2期治療)に入るための準備期間、
      または混合歯列期における咬合誘導(トレーニングや装置を使用し正常な口腔機能を確立すること)を行います。

      2期治療

      全ての乳歯が生え代わり永久歯がそろってから行う矯正治療のことです。全体的なワイヤー矯正(マルチブラケット装置)や
      マウスピース型矯正装置を用いて行う本格的な矯正治療です。
      基本的に一般的な成人矯正と同じだと思っていただいていいでしょう。
      1期治療での矯正治療、または咬合誘導で噛み合わせが確立できる場合は2期治療を行わなくていい場合もあります。

    歯が動くメカニズム

    歯はどのようにして動くのか

    歯は歯根膜(歯と歯槽骨との間にある薄い神経の膜)と歯槽骨(顎の骨)によって支えられています。
    歯根膜は、線維で構成されており、物を噛んだ時の力を和らげるクッションの役目をしています。また、歯根膜には神経や血管が通っているので、歯に栄養を供給したり、ものを噛んだ時の感覚を脳に伝える働きをしています。
    歯根膜はある一定の幅を維持しようとします。
    そこで、矯正によって歯根膜が縮んだ部分では破骨細胞が周囲の骨を吸収して行きます。
    反対に、歯根膜が伸びた部分では骨芽細胞が骨が添加していき歯根膜の幅を一定に保ちます。矯正治療で歯が動くメカニズムは骨の代謝機能を利用してます。緩やかな力を加えることにより骨の代謝機能を促し、吸収と再生を繰り返すことで歯が少しずつ移動していきます。

    矯正治療に通うのは1ヶ月に一度くらいです。少しずつ緩い力で継続的な力を加えることで歯は1ヶ月に0.5mm~1mm程度動きます。闇雲に強い力を加えたからといって歯が速く動くわけではありません。力をかけすぎると、場合によっては周囲骨や歯根に大きなダメージを与えてしまうことがあります。緩い持続的な力が必要になるので矯正治療は時間(期間)が必要になります。

    矯正治療のメリット・デメリット

    メリット

    審美的

    歯並びが綺麗になることで、口元の見た目はもちろんのこと顔全体の印象も変わります

    虫歯、歯周病のリスクの低減

    咬み合わせが良くなることで、余計な力が歯にかからず適切な力のコントロールができるだけでなく自浄作用で綺麗に保つ作用が働きます。
    また、歯並びが整うことにより歯磨きしやすい環境になりより口の中を綺麗に保ことができます。

    咬み合わせ

    咬み合わせが良くなることで、食べ物を咬み切ったりする咀嚼機能が改善し、唾液の分泌も促進されます。

    デメリット(治療途中に起こり得ること)

    痛みや違和感

    装置を装着するので、慣れるまで装置があたって痛かったり、歯が動く痛みがあります。
    また、違和感や話しずらさなども出てきます。

    虫歯、歯肉炎のリスク

    装置がつくことにより歯磨きがしにくい状況になるので丁寧にしっかりと歯磨きを行わないと虫歯や歯肉炎になるリスクがあります。

    治療期間が長い

    通常の虫歯治療などと比較して治療期間が長くなります。治療期間は歯並びの状態や矯正治療の種類により個人差はありますが約1年半から3年ほどです。難しいケースや、歯が動きにく場合は時に数年伸びる可能性があります。

    矯正治療の種類

    当院では、主に2種類の矯正治療を行なっております。

    • マルチブラケット法

      ワイヤー矯正の1つであるマルチブラケット法を用いた
      ブラケット矯正治療です。

    • アライナー矯正

      マウスピース型矯正装置を用いたアライナー矯正治療です。

    それぞれ、メリットもデメリットあり適応症を見極める必要があります。全てがワイヤー矯正でなくてはならないというわけではありません。同じく全てがアライナー矯正で解決するわけでもありません。確実な診査・診断のもと患者様のご要望を聞いた上で適切に治療方法を決定していきます。

    症例事例

    マルチブラケット法

    術前

    術後

    術前

    術後

    術前

    術後

    術前

    術後

    術前

    術後

    アライナー矯正

    術前

    術後

    術前

    術後

    術前

    術後

    術前

    術後

    術前

    術後

    矯正治療の流れ

    • step1初診

      患者様とお話しをさせていただき、何に悩み何を希望されてるのかをしっかりと聞き取りをさせていただきます。
      その中で大まかに現在の状況をご説明させていただき治療や費用や期間についてのご説明をさせていただきます。
      必要に応じ可能な場合やご希望があれば当日精密検査をさせていただきます。

    • step2精密検査

      顔貌写真、レントゲン検査、模型作製のため歯型など診断に必要な情報収集のために色々な資料採得を行います。
      噛み合わせの診断や、口元の骨格と軟組織(皮膚など)とのバランスを考慮し審美的かつ機能を最大限に発揮でき長期維持が可能な総合的に診断します。

    • step3治療計画提示

      問診や精密検査で診査・診断の結果をもとに現状況の説明を行い、治療計画ならびに期間や費用について最終的に提示させていただきます。

    • step4矯正治療前処置

      矯正治療開始前に虫歯や歯周治療が必要な場合は先にそちらを改善してから矯正治療を開始します。また装置を付けると歯磨きがしにくい状況になりますので装置を付ける前に徹底したブラシング指導を行わせていただきます。

    • step5矯正治療開始

      実際の矯正治療の開始です。それぞれ診断から得られた治療計画にあった矯正方法を選択し装置を装着していきます。

    • step6歯の移動期間

      基本的には月一回のペースで来院していただき調整を行なっていきます。

    • step7矯正治療終了

      矯正治療が終了したら矯正装置を除去し、保定のために型取りを行います。

    • step8保定

      矯正が終了した状態をキープするように歯が動かないように一定期間歯を保定装置(リテーナー)を装着します。

    • step9最終精密検査

      最終的に終了したら再度、最初に行った精密検査を行い最初と最後を比較していただき最終的にコンサルテーションを行い終了となります。

    • step10定期検診

      メンテナンスも兼ねてその後の状態を長くキープできるように調整など定期的な検診を行なっていただきます。

    治療期間

    治療にかかる時間はどのくらい?

    治療期間に関しては患者様によりケースバイケースで変わってきます。つきましては治療期間に関して、治療計画を提示させていただく際にお伝えいたします。

    大まかな目安に関しては

    小児I期治療約半年から1年半
    小児II期治療 約1年半から3年
    成人矯正 約2年から3年

    矯正治療は歯の動きを確認しながら経過を見て治療をしていきます。歯の動きが悪ければ、計画通りに進まず治療期間が延長する場合もあります。