インプラント
当院における
インプラント治療の特徴
当院の補償制度
について
当院では10年保証を実施しております。
詳しくはご契約時に必ずご説明させていただきます。
当院のインプラント治療の5つのポイント
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point 1安心安全な国産のインプラントを使用
当院では京セラのFINESIA(ファインシア)というインプラントを使用しています。
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point 2人為的ミスを可能な限り排除したシステム
精密機器を活用することで経験や勘に頼るのではなく、データに基づいた手術が可能になり、安全性や正確性が格段に向上します。
当院では、CTやシュミレーションソフト・ガイドを活用しインプラントを埋め込む場所、角度、深さ、インプラントの大きさ、太さなどのデータを反映したサージカルガイドやステントを使用しています。
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point 3痛みの少ない治療と高い安全性を実現する設備
ピエゾサージェリーと言い、超音波振動により高精度に切削部分の長さや深さをコントロールし、軟組織を傷つけず繊細に硬組織のみを選択的に切削できる手術用器具です。
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point 4静脈内鎮静法が可能
通常は局所麻酔(一般的な麻酔)で対応していますが、希望された患者様、または、Drが必要だと判断した場合は静脈内鎮静法を併用することがあります。全身麻酔に比べ体への負担は少なく、ウトウトした状態になり緊張や不安を和らげた状態で手術を終えることができます。
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point 5包括的治療のご提案ができる
抜歯に至った原因は必ず存在します。
その原因に目を背け「歯が無い=インプラント」この考え方と治療の仕方が一番怖いです。
当院では、診査診断を行い原因を究明し治療計画を立てます。原因をしっかり考えることで、何をしなければならないか、どこまで治療しなければならないか(包括的治療の必要性)が自ずと見えてきます。
インプラント治療について
インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。
歯科の場合は、歯がなくなった場合に顎に埋め込むチタン製の人工歯根のこと、正確にはデンタルインプラントといいます。
インプラント治療の
メリット・デメリット
メリット
1. しっかりと強く噛める
固定式でなおかつ骨に人工根を埋め込むため非常に強い力にも耐えることができます。
2. 周囲の歯への負担が軽減
歯を失った場合にインプラントの他に義歯やブリッジといった方法があります。義歯は両隣の歯と歯の無くなった部分の粘膜に負担してもらう必要があります。
ブリッジは両隣の歯を削って固定式の歯をつけます。義歯もブリッジも両隣の歯が無くなった歯の力まで補う必要があり相当量の負担がかかります。
3. 仕上がりがキレイ
インプラントの上部構造(人工歯根)は様々な素材があるので審美的な希望に合わせた治療が可能です。
4. 歯槽骨の吸収を防ぐ
骨に直接人工の根を埋め込むのでダイレクトに噛む力が骨に伝達されます。骨に適度な力がかかることにより骨の吸収を防ぐことができます。
デメリット
1. 期間が長期にわたる
一般的に人工根を埋め込んでから骨とくっつくのに約3ヶ月は必要になります。場合によっては半年必要なこともあります。その後の処置も含めると1本に対し約半年~1年はかかります。
2. 外科的侵襲がある
インプラントは骨に人工歯根を埋め込むため、必ず外科的侵襲が生じます。また長期安定を目的とし、歯茎の手術(歯周形成外科治療)なども必要になる場合があります。
3. インプラント周囲炎などの恐れがある
インプラントも天然歯と同様にきちんとメインテナンスを行わないと歯周病になります。インプラントが歯周病になった状態をインプラント周囲炎と言います。
悪化するとインプラントごと除去する必要がある場合もあります。日々のケアが非常に重要になります。
4. 保険適用外で高額
インプラントは自費診療になり、通常1本32万からになります。
治療ができない方
糖尿病、腎不全、肝炎、心臓病、喘息、リウマチ、骨粗鬆症、高血圧、妊婦中の方など、病気の程度や状態により手術が不可能な場合があります。基本的には抜歯などの外科処置等も同様です。
インプラントの
寿命について
インプラントに限らず歯科治療は人工物で延命処置を行なっているにすぎません。基本的には一生モノではありませんが、毎日のご自身のケア・メインテナンスを行い定期的に確認をさせていただければ何十年でも持つことは多々あります。途中上部構造(人工歯冠)のみ、やり直す場合もあります。
ソケットリフト・
サイナスリフトについて
ソケットリフト・
サイナスリフトとは
上顎の奥の骨のすぐ上には上顎洞という副鼻腔の1つである大きな空洞があります。蓄膿症を起こす部位で一般的によく知られています。上顎の奥歯を失うと骨が薄くなり、インプラントを埋めるための骨の高さが無い場合に、ソケットリフトやサイナスリフトという術式を用いて、上顎洞の底にある粘膜を持ち上げ、持ち上げたスペースに人工の骨を移植して骨を増やします。
それによりインプラントを埋め込むことのできる必要な高さを確保します。
ソケットリフトとは
インプラントを埋める穴から人工の骨を入れて、少しずつ上顎洞の粘膜を押し上げていきます。
これに適しているのは、インプラントを埋めるだけの骨がある程度残っている方限定になります。
サイナスリフトとは
上顎洞の側面あるいは真下から骨に穴をあけ、直接上顎洞の粘膜を露出させ、そこから粘膜を周囲の骨から剥がし持ち上げていき、底に人工の骨を詰め込んでいきます。
通常、移植した骨の熟成を約4~6ヶ月待ってからインプラントを埋めていきます。
治療が受けられない方
糖尿病、腎不全、肝炎、心臓病、喘息、リウマチ、骨粗鬆症、高血圧、妊婦中の方など、病気の程度や状態により手術が不可能な場合があります。また、もともと上顎洞炎のある方、また以前なっていた方も同様です。
術後の注意点
・大きなくしゃみをしない
・鼻をかまない
・飲酒、喫煙はしない
・処方した薬は必ず指示通り服用する
・傷口を手や舌で触らない
・傷口を歯ブラシでこすらない
GBRについて
GBR法とは
Guided Bone Regenerationの略で、日本語では骨誘導再生法といい、骨の再生を促す治療方法です。
骨補填材(人工骨)を用いたり、自家骨(患者様自身の骨)を採取し移植し、そこをメンブレン(人工膜)で覆い歯肉の侵入を防ぎ骨の再生を促していきます。
GBR法の
メリットデメリット
メリット
1. 骨が足りなくてもインプラントの治療ができる
歯槽骨の量が十分でなくても、骨増生が可能になり従来では不可能なケースも可能になりました。
2. インプラントの安定を高める
骨が十分でない状態で無理にインプラントを埋め込んでしまっても結局安定せず最悪は抜ける可能性があります。GBRによりインプラント周囲に十分な骨を増生することによりしっかりとした土台を作ることができ結果的に安定します。
3. 自然な仕上がりになる
歯を失うと骨がどんどん痩せていきます。それに伴い歯肉も下がるため、そのまま仕上げていくと歯肉のバランスも揃わず審美的に悪くなってしまいます。しかし、GBRでは限界があるケースに関しては歯肉の移植を併用してボリュームをたす必要があります。
デメリット
1. 治療期間が長くなる
骨が再生するまでに約3~6ヶ月の期間が必要です。インプラントを埋め込む手術と同時に行えないケースに関しては、骨再生が確認できてから改めてインプラントを埋め込む手術を行うので長い期間をみておかなければなりません。
2. 腫れや痛みが起こる可能性がある
GBRを行う際、骨補填材(人工骨、自家骨)を使用しますが、術後確実に覆わないと感染を起こしてしまいます。これを行う際に減張切開という方法をとります。これを行うと腫れや内出血、それに伴い痛みが出る可能性があります。
腫れや痛みは薬を処方するので確実に服用していただきます。内出血に関しては通常1週間から2週間前後で収まってくることがほとんどです。
3. 感染を起こす場合がある
確実に縫合し、感染を防ぐ方法をとりますが稀に感染を起こすことがあります。これは術者側の問題、全身的な問題、または局所的な問題など様々な要因があります。その場合は感染した補填材を一度完全に除去し改めてGBRを行います。
治療期間について
インプラント埋入まで約1年
GBRを行い同日にインプラントを埋め込むことが可能な場合は、約3~6ヶ月ほどで次の処置に進むことができるので1本が約1年程かかります。
同日にインプラントを埋め込むことのできない場合は、約4ヶ月~6ヶ月程置いてから、その後改めてインプラントを埋め込む手術が必要になります。そのため、1本が約1年~1年半ほどかかります。
治療期間中の注意点
1. 圧迫や刺激を避ける
骨の再生が落ち着くまでは圧迫したり、負荷をかけるのは避けましょう。 うつ伏せ寝の癖がある場合は避けるように意識していただく必要があります。 また頬杖をつくのも注意しましょう。 歯ブラシをする際は術後に抜糸を行う約2週間は患部を触らないようにし、 指で触ったりしないようにしましょう。
2. 喫煙は絶対避ける
喫煙をすると毛細血管は貧血状態になり、感染のリスクが格段に上がってしまうので 絶対に喫煙は避けてください。
3. 術後数日は長時間のお風呂を避ける
術後数日は腫れや痛みなど炎症が続きますのでその時に体を温めると血流が良くなりさらに炎症がひどくなることがあります。シャワーを浴びる程度にしましょう。
術後の痛みについて
術後の痛みに関しては薬(鎮痛剤、抗生物質)を処方しますので必ず指示通り服用してください。痛みが強く、心配な方は遠慮なく来院してください。対応させていただきます。